1時間以上におよんだ反省会を転機とする。
「フジヤマペア」こと藤沢五月(31=ロコ・ソラーレ)山口剛史(38=SC軽井沢クラブ)組が予選リーグ5戦目に臨み、開幕5連勝を飾った。
第1エンド(E)で2点を奪うと、第3Eにも2点を追加。第6Eでもパワープレー(ストーンの初期配置を左右どちらかにズラすこと)で3点を奪った。
試合後に山口は、開口一番に「昨日は課題がたくさん見つかった日なんですけど、帰ってから1時間以上の反省会をして…」と打ち明けた。
主にコミュニケーションの課題点を洗い出した。心地よい声のかけ方。そのタイミング。自分はどう声をかけられたいのか…。
「どうすれば自分たちの最高のパフォーマンスが出せるのかを深く話し合えたので、その成果がしっかり出せたんじゃないかな」と一定の手応えを得た。
藤沢も笑顔を浮かべ、「昨日は大会終了後の感じの反省をして。勝っていて、試合がまだある中、次につながる反省会ができて、今までの中ではすごくいい形で予選後半を迎えられる」と前を向いた。
予選リーグ最終戦は、25日午前11時50分から前回王者の吉田夕梨花(29)、松村雄太(33)組と対戦する。4年ぶりの頂点を目指し、最高のパフォーマンスを出すためのコミュニケーションをもって強敵に挑む。