フィギュアスケートで来季からアイスダンスに専念する西山真瑚(21=早大)が、パートナー探しの近況について説明した。25日、早大スケート部フィギュアスケート部門によるアイスショー「WASEDA ON ICE」(東伏見ダイドードリンコアイスアリーナ)に出演。「いま取り組んでいる最中です。先生方が探してくれたり、こちらで声をかけたりっていう感じでやってます」と述べた。

シングルとしての最後の試合となった国民体育大会(青森)から1カ月弱。来季に試合に出るには、一刻も早く相手を決めたい。焦る気持ちはあるかと聞かれると、「早くアイスダンスやりたいなって気持ちはもちろんあるので、そういう気持ちありますけど。ただ、ゆっくりいい相手は見つけたいなっていう気持ちもあります」と返した。

この日のショーでは、19-20年シーズンのショートプログラム(SP)「Friend like me」を披露した。1月24日に誕生日を迎えた際に、ファンから届いたプレゼントで、ファンの中でのアンケート結果が記載されていたという。その1番人気だった作品を選んだ。「せっかくなので。衣装は前のは小さかったので、実は近所の古着屋さんで上下とも買って」。装飾品などは自分で付けて、恩返しの意味も込めて滑った。

「思い出を振り返ることがこの1カ月間でできて。前のプログラムを滑るっていうのはすごい楽しいし、ちゃんとお客さんの前で披露できたのは、すごく特別な時間で楽しかったですね」。今季のリンクでの演技はこの日が最後。未定な部分は多いが、次にリンクでプログラムを演じる時は、相手がいて、アイスダンサーとして。それだけは揺るがずに、できる事を進めていく。