14年ソチ、18年平昌オリンピック(五輪)2連覇王者で、昨夏プロ転向した羽生結弦さん(28)のスケーター史上初となる東京ドーム単独アイスショーを完遂した。

公演後の囲み取材で、見えた景色や「幸せな経験をさせていただいた」とファンへの感謝を発した。

-短く言うことは難しいと思いますが「ドームの景色」はどういうものでしたか

羽生さん まあ、技術的に言えば、やっぱ平衡感覚とか、すごいつかみづらかったです。まあ、スポーツ選手なんで、そういうこと言っちゃうんですけど。でも、やっぱりこれだけの方々の前で、久しぶりに歓声を浴びながら6分間練習だったり、試合のプログラムたちをいろいろやってみて本当に幸せでしたし、何より、こうやって1人の人間にこれだけの力が集まることって、本当に、普通はあり得ないことなんで。ホント、幸せな経験をさせていただいたんで、ちょっとでも、この幸せな経験とか、また、何か自分から発せられた思いだとかそういったものが、この何だろう、未来が見えない今の世の中に対して、少しでも力になればいいなって思ってます。

【阿部健吾】