ショートプログラム(SP)首位発進の坂本花織(22=シスメックス)が優勝を果たした。

フリーで151・50点をマークし、合計228・35点。2連覇が懸かる3月の世界選手権(さいたま)へはずみをつけた。

1つ1つの演技が安定していた。赤色の衣装に身を包み、1本目のダブルアクセル(2回転半)、続く3回転ルッツを着氷。後半でもフリップ-トーループの連続3回転ジャンプを着氷させるなど、危なげなくジャンプを降り続けた。

2位には203・23点で三原舞依(23=シスメックス)、3位には192・46点で河辺愛菜(18=愛知・中京大中京高)が入り、日本勢が表彰台を独占した。

坂本は今年に入り、1月にインカレ、冬季ワールドユニバーシティゲームズ、冬季国体と立て続けに競技会に出場。国体では、刻々と迫る大舞台へ向け「これだけ練習したから大丈夫と思えるぐらいやりこめたら」と闘志を燃やしていた。