プロバスケットボールB1川崎ブレイブサンダースの運営母体となるDeNAは3日、神奈川の川崎市内で会見し、京急川崎駅隣接地に1万人収容の新アリーナを含む複合エンターテインメント施設の開業を目指す新プロジェクトを発表した。25年に着工し、28年10月の開業を予定する。B1川崎は、新アリーナを28-29シーズン(28年10月開幕)より使用する。

発表したDeNAの南場智子会長(60)は「川崎は魅力的な土地。最高の発表ができる」と胸を張った。「川崎新! アリーナ・シティ・プロジェクト」と題し、日本国内にとどまらず世界にひらかれたエンターテインメント施設開業を目標とする。約1万2400平方メートルの敷地内に、新アリーナおよび宿泊施設、飲食施設、公園機能等をそなえる商業施設を展開する。

Bリーグはさらなる発展を目指し、26年から新たな基準をクリアしたチームのみがB1リーグに参入可能となる新B1基準の適用を開始。その中でも、クラブ・アリーナを軸とした地域発展を大きなテーマに掲げている。会見に登壇した川崎の篠山竜青(34)は「本当にびっくりした。僕たちにとっても夢をかなえる場所になると思う。5年後は39歳になるが、僕自身の目標は新しいアリーナでプレーすることになった」と、新アリーナでのプレーに胸を躍らせていた。