B1仙台89ERSが三遠ネオフェニックスに82-74で勝利。ネイサン・ブース(29)がチーム最多の19得点でオフェンスをけん引。次いでジャスティン・バーレル(34)、片岡大晴(37)、青木保憲(27)も2桁得点と躍動し、3試合ぶりの勝利をつかんだ。

前半は仙台が攻守で絶好調。持ち味の堅守で三遠のオフェンスをしっかりと抑え、良いシュートにつなげる。この好循環で、第1クオーター(Q)だけで3点シュート(3P)6本を含む28得点。第2Qにも4本の3Pを決めて、前半を終えて55-34と大きく突き放した。

前半の勢いがうそのように第3Qに失速。わずか6得点に抑えられ、61-55と一気に6点差まで詰め寄られた。流れが三遠に傾いたが、第4Q、沢辺圭太(28)、岡田泰希(23)の連続3Pやバーレルの豪快な連続ダンクでリードを維持。残り1分を切ってからブースがフリースローを5本決めるなどでなんとか逃げ切った。この日、藤田弘輝ヘッドコーチ(36)に代わって指揮を執った落合嘉郎アシスタントコーチ(40)は「引き続き、相手の良いところをしっかりと消していく。自分たちはもっといいオフェンスができるように」と気を引き締めた。