フィギュアスケートの世界国別対抗戦(4月13~16日、東京体育館)の日本代表が27日、都内で発表された。26日に閉幕した世界選手権で日本初の2連覇を達成した女子の坂本花織(シスメックス)が主将に決定。3大会ぶりの優勝が懸かる2年に1度の団体戦に向け「盛り上げるのは得意。それも含めて全力でできたらいい」と決意を示した。

鍵は決めポーズかもしれない。WBCでは侍ジャパンが得点時などに両拳を回す「ペッパーミル・パフォーマンス」で結束し、3大会ぶりに優勝。国別対抗戦は仲間への応援も魅力だ。坂本はペアの木原龍一(木下グループ)から「坂本花織ちゃんという“鳴り物”が…」と期待され、37歳で10年ぶり出場の高橋大輔(関大KFSC)からは「みんなで同じポーズしたくない? ちょっと考えてください、キャプテン」と注文された。

出場は日本、米国、カナダ、韓国、イタリア、フランスの6カ国。明るい主将は「8人は全員が西(日本出身)。関西色が強い。すぐ『わ~っ』と盛り上げられると思う」と“盛り上げ番長”になる。【松本航】