16歳の成田実生(金町SC)が、21年東京五輪(オリンピック)金メダルの大橋悠依(27=イトマン東進)を終盤に逆転し、2分10秒91で優勝した。大橋は2分11秒00で2位となった。2人そろって世界選手権(7月・福岡)の出場権を獲得した。

成田が注目のレースで波乱を起こした。予選は2分14545の2位で通過。その決勝で、前半は大橋が飛び出したが、焦らずに食らいついた。そして最後の自由形勝負で絶対王者を追い込んだ。ほほ同着でゴールしたが、一瞬のタッチの差で16歳が栄冠を手にした。

成田は「すごい緊張していたんですけど、1つ目の目標をクリアできてうれしいです。体も最後はきつかったけど、絶対に代表に入るんだという強い気持ちで泳ぎました」と喜んだ。

一方の大橋は、午前の予選は2分12秒69の全体1番手で決勝進出。自身が金メダル2個と輝いた東京五輪の会場での泳ぎとなったが「内装を含めて全然違う。『オリンピックをやったプール』っていう感じじゃなくて、フレッシュな気持ちです」と笑顔で話していた。

この日の予選前は「すっごい緊張していた」と説明しつつ「水に入れば落ち着くと思った」と心身を整えて決勝に臨んだ。思い出の会場で、今持っている力を出し切った。それでも成田に敗れたことに「悔しいです」と話した。