寺内健(42)が坂井丞(30=ともにミキハウス)とのペアで決勝に臨み、380・31点で2位となった。7月の世界選手権(福岡)代表入りを逃した。

96年アトランタ大会以降、オリンピック(五輪)に6大会出場したベテランの寺内は「今日は自分たちの演技が淡々とできたと思います」と結果を受け止めた。

体と向き合いながら、今大会に臨んでいた。左ひざの半月板損傷の影響で、3月の1週目までは練習ができなかった。そこから適切な治療法が見つかり、およそ2週間ほどで調整を進めた。大会前には左肩にも痛みを発症。棄権も視野に入れる中、「出るということを最低限の目標」に据え、何とか出場を果たした。

今夏の世界選手権が福岡で開催されることも、心の支えとなった。「僕は01年の世界選手権でも福岡で出させてもらって、東京五輪が終わって、福岡で世界選手権をやるとなっているからこそ、ここまで頑張ってこれました。そういう意味では(代表に)選ばれたいという思いが人一倍強い中でやってきました」。熱っぽく思いを打ち明けた。

今後の進退については「精いっぱいのことはやりました。この結果を受け止めているし、『じゃあ次!』となるには時間がかかるかもしれないです。いったん落ち着いて、膝の治療もありますし、今後のことはすぐに『こうです』とは言えないです」と言及するにとどめた。