3月下旬の世界選手権(さいたまスーパーアリーナ)で6位となった友野一希(24=上野芝スケートクラブ)と2月の4大陸選手権銅メダルの佐藤駿(19=明大)が13日夜の男子ショートプログラム(SP)に向け、公式練習に臨んだ。

友野はリラックスした様子を見せ、本番用の衣装でリンクイン。4回転-3回転の連続トーループやサルコージャンプを跳び、調子を確かめていた。

佐藤はSPの曲かけ練習で4回転-3回転の連続トーループジャンプなどを着氷させたものの、冒頭のルッツは1回転になった。その後はリンクサイドで見守る日下匡力コーチと相談しながら、4回転ルッツを繰り返し練習。最後に4回転ルッツを着氷させると、日下コーチや観客から大きな拍手が送られた。

5番滑走の佐藤は午後7時58分、7番滑走の友野は同8時19分からSPに臨む。日本は17年以来、3大会ぶり3度目の優勝を狙う。

◆世界国別対抗戦 8度目の開催となる国際スケート連盟(ISU)公認大会。世界6カ国が男女シングル各2人、ペア1組、アイスダンス1組の4種目8人で争う。各種目、優勝は12点、2位は11点…と与えられ、合計点で優勝国を決める。日本の他に米国、カナダ、韓国、イタリア、フランスが参加。SP、フリー(アイスダンスはリズムダンス、フリーダンス)ごとに区切り、総合得点での順位は得点としない。各出場者(組)の総合得点はISU公認記録となる。