日本スケート連盟は26日、都内で22-23年シーズンの表彰祝賀会を開き、フィギュアスケートのペアの三浦璃来(21)、木原龍一(30)組(木下グループ)、スピードスケートの高木美帆(28=日体大職)が最優秀選手に相当するJOC(日本オリンピック委員会)杯を受賞した。「りくりゅう」こと三浦、木原組は国際スケート連盟(ISU)の主要タイトルを1シーズンで全て制する「年間グランドスラム」を、日本勢として初めて達成した。東京運動記者クラブ・スケート分科会が選出する「スケーター・オブ・ザ・イヤー」(最優秀選手)にも選出された。

二人は受賞選手49人を代表した壇上であいさつ。ともに感謝の言葉を述べた上で、木原は「2020年から続いた感染症による氾濫をようやく収束の兆しが見え始め、私たちスポーツ会も安心して、練習や大会に参加できるようになり、本当にうれしく思います」、三浦は「今シーズンは、昨年7月の私の左肩のけがの影響で、約2カ月間一緒に練習することができませんでしたが、量より質を本当に大事にして練習してきました。けががあった中で、正直ここまで滑ることができるとは思っていなかった中、シーズンをこうして駆け抜けることができ、本当によかったと思います」と述べた。

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