フィギュアスケート男子で今季の4大陸選手権(米国)と世界ジュニア選手権(カナダ)で優勝した三浦佳生(17=オリエンタルバイオ/目黒日大高)は、来季は4回転フリップをプログラムに組み込む意志を示した。

26日、日本スケート連盟の表彰祝賀会に初出席し「いろんなスケート競技のスターたちがいて『うわ、すげえ』って」と感嘆。スピードスケートの高木美帆らを間近で見て「オリンピック見てました。感動してましたね」と語りながら、話題が来季に移ると、表情を引き締めた。

「ショートの方はもう振り付けもしっかり終えてもいます。とにかく滑って、という感じで。5月には、フリーの方も新しく変えて、また振り付けに行きます」とし、付け加えたのは「ジャンプも新しいの、どんどん練習していって」。

目下取り組んでいるのが4回転フリップで、自身4種類目の4回転になる。「なんとかシーズンに間に合うように、今はもう必死に毎日締めて、とにかく感覚を」と没頭しているという。

「全然降りてないっす。なんか、もう前に幻の1回来てから、もう全然。1回消えました」と言いながら声は弾む。

「たぶん、自転車と一緒っす。1回乗れるようになったら、もう乗れるんで。フリップも跳べたってことは跳べないはずないと思うんで!」勢いよく駆け抜けたシーズンように、威勢のいい声を響かせた。