フィギュアスケートのアイスダンスで、今季の全日本選手権優勝や世界選手権11位(日本勢最高タイ)の成績を残した「かなだい」こと村元哉中(30)高橋大輔(37)組(関大KFSC)が2日、都内ホテルで引退会見を開いた。

結成3季目で競技生活をともに終えるが、今後も「かなだい」としてパフォーマンスは行う。

高橋はアイスショー以外での興味関心について問われると、「芝居」を挙げた。

「1度、『氷艶』で芝居だったり歌とかもちょっとやらしていただいて。向き不向きは別ですよ、ただ、自分自身がやってみて、本当にその世界がすごく好きで楽しかったので。なんか、もしスケート以外でなら、そういった関係のものが、もしチャレンジできるのであれば、仕事がオファーがあればによりますけど、本当どんな役でもいいからやってみたいな」と思い描いた。

引退はシングル時代に続き、2度目になる。ファンへの思いを聞かれると、気持ちの違いを説いた。

「本当に1度目の引退の時は、今後どうしていくんだという不安、結構あったと思うんです。僕自身もやりたいことが分かんなかったので。ただ、この2度目の引退の時は、僕自身も本当にすっきりしてますし、本当に今までいろんなことがあった中でも、長くずっと応援し続けてくださってます。すごくありがたいなと」。

感謝した上で、最後にお願いを重ねた。

「ほんとに心の大きなファンの方がたくさんいらっしゃるので。これから新しい世界に行きますけど、またびっくりさせられるようなことができればいいなと思ってるので。ジェットコースターって結構言われるんですけど、ジェットコースターは、まだまだ乗っていただけたらうれしいなと思っております」。