プレーオフのチャンピオンシップ(CS)準々決勝が行われ、レギュラーシーズン東地区2位のA東京が、西地区2位の島根を82-72で下し、通算成績を1勝1敗のタイとした。大会は2戦先勝方式で、4強進出が懸かる第3戦は15日に松江市総合体育館で開催される。

相手がボールを持つたびに、青一色のスタンドが盛り上がる。そんなアウェーの環境で、A東京が意地を見せた。両チーム最多33得点、13リバウンドの“ダブルダブル”をマークしたセバスチャン・サイズを中心に、高さで対抗。前半は4点ビハインドで折り返したが、第3クオーターに安藤周人が次々と得点を重ねて逆転した。

前日に続いて“トリプルダブル”をマークしたビュフォードにこの日も手を焼いたが、レギュラーシーズン最少失点の守備力を発揮。残り1分を切って5点差まで詰め寄られたが、チーム一丸で守り切った。

前年のCS準々決勝でもアウェーで島根と対戦した。初戦を落とすも第2戦でタイに戻したところまでは、1年前と同じ筋書き。最終第3戦で、前年とは異なる結末を描けるか。CS開幕前に安藤周人は誓った。「そのリベンジをしたい」。その言葉を実現させる。