男子では、昨年全国総体と選手権で3位の藤枝明誠(中部1位)が浜松開誠館(西部1位)を89-58で撃破し、2年連続8度目の王座に輝いた。女子では、浜松開誠館(西部1位)が沼津(東部1位)に83-50で7連覇を達成。この9度目の優勝で、県3大大会(新人、総体、選手権)通算20度目の女王となった。優勝両校は全国総体(7月、北海道)に、3位となった男子の浜松学院(西部3位)と女子の浜松聖星(西部2位)を加えた上位各3校が東海総体(6月17~18日、浜松アリーナ)に出場する。【倉橋徹也】

    ◇    ◇    ◇

女子の浜松開誠館が県内高校公式戦を136連勝に伸ばし、女王の座を譲らなかった。エースPF後藤音羽(2年)が大量得点でけん引。開始早々から2点シュートを4連続成功させてチームに勢いを与えると、自身は両チーム最多35得点の活躍。準決勝でいまひとつ決めきれなかったというシュートを修正し「決勝では決めきれた」と白い歯を見せた。

共同主将のF蔀(しとみ)桃菜(3年)も、序盤から相手を圧倒できたことについて「入りから自分たちのバスケができた」と胸を張った。もう1人の主将のG望月秋桜(3年)は練習試合で左ひざを傷め、コートに立てなかった。全国大会までには復帰できる見込み。蔀は「全国で一緒にプレーしたい」と望月の回復を待ち望む。チーム目標は全国4強入り。「練習強度をもっと上げて臨みたい」(蔀)と力を込めた。