日本オリンピック委員会(JOC)は19日に都内で理事会を開き、9月に開幕する杭州アジア大会(中国)で日本選手団の主将を置かない編成を決定した。

選手の負担軽減が目的で、来夏のパリ五輪でも日本独特の制度とされてきた主将を廃止する方向で検討していく。東京五輪では陸上の山縣亮太が主将を務めていた。今後は男女1名ずつの旗手が、選手団の代表的な役割を担う。

アジア大会の選手団団長は尾県貢専務理事(64)に決定。今月28日開幕の世界ユニバーシティー大会(中国・成都)も主将は選ばず、旗手には体操男子の橋本大輝(順大)と陸上女子の山本亜美(立命大)が決まった。