世界選手権2連覇中の坂本花織(23=シスメックス)が優勝を飾った。

ショートプログラム(SP)首位から迎えたフリーは後半のジャンプにミスが出たが127・58点、合計203・20点と200点超えまで積み上げた。

新プログラムは「Wild is the Wind/Feeling Good」で、ミステリアスな女性を演じる作品。新衣装をまとい、代名詞の幅のあるダブルアクセル(2回転半ジャンプ)で滑り出すと、3回転ルッツ、3回転サルコーと前半の3つのジャンプをそろえた。後半は3回転フリップが単発になり、最後のループが1回転になる場面があり、演技後には悔しそうな表情も見せた。

全日本選手権と世界選手権3連覇を掲げる今季。海外初戦で表彰台の頂点に立ち、本格的なシーズンインとなった。

昨季の4大陸選手権銅メダルの千葉百音(木下アカデミー)はSP6位からフリーは102・59点、合計160・25点で6位だった。