思わぬアクシンデントに見舞われ、14分間の中断を余儀なくされた。

セットカウント2-0で迎えた第3セット中盤。14-16と日本が2点ビハインドの場面で、急きょ試合が中断した。選手たちの視線の先は天井。原因は中継に使われていたワイヤカメラの4本のうち1本のワイヤが切れたためだった。フィンランドの監督が、主審に告げて試合がストップした。

会場は一時騒然となったが、14分間の中断の末に再開した。カメラは残る3本のワイヤで中央につるされたままで、その後は稼働しなかった。

テレビ解説を務めた前監督の中垣内氏は、「こんな長い中断はなかなかないですね。こういったトラブルは私も経験ない」と話した。第1セットには石川のサーブ時にワイヤカメラが降下し、ノーカウントになる場面もあった。

空中を縦横無尽に稼働することで、定点カメラではできない撮影が可能となるシステム。だが、思わぬアクシデントとなってしまった。

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