グランプリ（GP）シリーズの開幕戦となるスケートアメリカは20日に開幕する。

シニア参戦2季目の壷井達也（20＝シスメックス）は19日の公式練習では、「氷の感触がつかめなくて」と曲をかけての4回転サルコーで2度の転倒はしたが、「ちょっと苦しんだ部分はありましたが、本番までに頑張って修正します」と見据えた。

昨年のGPシリーズは2戦に出場して、4位と5位。「去年の2試合通して、自分が戦えるんだっていう気持ちは得ることができました。ただ、世界のトップの選手、まだまだ本当に上がいるなっていうのは実感させられたので、そこに追いつくためにこの1年、頑張ってきた」と決意をにじませた。

最近みた演技映像では、ジュニア時代から切磋琢磨（せっさたくま）してきた鍵山優真（オリンエンタルバイオ／中京大）の東京選手権のフリーが鮮烈だったという。「ジャンプの質、表現の部分は、休養する前より格段に上手くなってるなっていうのを感じたので、すごい刺激にはなりました」と振り返った。

SPは20日（日本時間21日）、フリーは21日（同22日）に行われる。