フィギュアスケート女子の大庭雅(28=東海東京FH)が、広島で開催中の西日本選手権で5位に食い込み、12回目の全日本選手権(12月20~24日、長野)出場を決めた。

全日本の出場枠は7枠。SPが終了した時点では7位で「ここで終わってしまうかもしれない」とナイーブな気持ちになった。フリーの演技に挑む前にも号泣。

それでも、リンクに立ってからは「最後かもしれないからこそ、楽しんで滑らないと」と気持ちを切り替えて、シーズンベストの110・01点をマーク。順位を5位まで上げて、目標としていた舞台への切符をつかみ取った。

もともと10回を目標にしていた全日本も、これで12回目。

「こんなにも長い間続けてるとは思ってなくて。10回出た後はできる限りたくさん出たいって言う気持ち」と心境を明かし、本番では「昨年の13番を超える12番を目標に頑張りたい」と誓った。