【重慶(中国)12日=松本航】フィギュアスケート女子でグランプリ(GP)シリーズ出場2戦目にして第4戦中国杯を制した吉田陽菜(18=木下アカデミー)が、周囲の反響を喜んだ。

11日のフリーから一夜明け、エキシビション前に会場の重慶華西文化スポーツセンターで取材に応じた。

フリーは全体トップの139・32点を記録し、合計203・97点でショートプログラム(SP)3位から逆転初優勝。普段以上に祝福メッセージが届いたといい「全部うれしかったんですけれど、本当に小さい時の友達が連絡くれました。連絡先も知らなかったので、インスタ(グラム)で連絡をくれた時は、すごくうれしかったです」とほほえんだ。

今季は第1戦スケートアメリカで4位に入り、残り2大会の結果次第だが、シリーズ2戦上位6人が進むGPファイナル(12月、北京)出場へ前進している。今季から本格的にシニアデビューした18歳は「(ファイナルに)行けても行けなくても、課題はいっぱいある。1つ1つの課題に取り組んで、全日本選手権(12月、長野)もあるので、毎日1つでも多くの課題を克服できるように、毎日を大事にしていきたいです」と冷静に先を見据えた。