世界選手権2連覇中の坂本花織(23=シスメックス)が首位発進した。自身初となる同一シーズンのグランプリ(GP)シリーズ2連勝に前進した。3位以内に入れば、2季連続3度目のファイナル(12月7~10日、中国・北京)進出も決定する。

得点源となる演技後半の連続3回転の1本目が2回転フリップとなったが、きっちりと3回転トーループをつけきった。69・69点と伸びしろを残しながら、68・65点で2位の住吉りをん(オリエンタルバイオ/明治大)に1・04点差をつけた。

10月下旬の第2戦スケートカナダは今季世界最高の合計226・13点で制したが「今回はカナダは超えたい」とさらなる高みを目指す。その上で意識するのは演技構成点(PCS)。スケートカナダのSP(ショートプログラム)では3項目全てで8点台となり「9点台に乗らなかった」と課題も感じた。中野園子コーチからの「柔らかい動きの中に自分らしい迫力を見せないと」の助言も胸に、得点の上積みを狙う。

この日早朝のSPの曲かけ練習では、フリップ-トーループの連続3回転ジャンプなど全3本のジャンプを着氷。フィニッシュすると、スタンドから歓声が響いた。前日には「気持ちもすごい前向き。この調子のままいきたい」と明るい表情で誓っていた。18日(日本時間19日)のフリーを、満足のいく4分間にする。【藤塚大輔】

【フィギュア】坂本花織が首位発進、住吉りをん2位、河辺愛菜は12位/女子SP詳細>>