世界選手権2連覇中の宇野昌磨(25=トヨタ自動車)がショートプログラム(SP)前日の公式練習に臨み、プログラムの振付や4回転ジャンプを入念に確認した。

フリーの曲かけ練習では、冒頭の4回転ループが2回転となったが、続く4回転フリップは着氷。後半では4回転トーループや、4回転-3回転の連続トーループを降りた。

練習の合間にはリンクサイドのステファン・ランビエル・コーチと身ぶり手ぶりを交えて対話を重ね、4回転ループなどの確認に時間を割いた。

宇野は今月中旬のGPシリーズ第4戦中国杯で2位。今季は表現力の強化に力を入れており「自分で自分に対する演技内容としては本当に素晴らしいものだった。ここ数年間、これだけジャンプ以外のところに気持ちを入れて演技することがなかなかなかったので」と確かな手応えを示していた。

今大会は12月のファイナル(7~10日、中国・北京)進出が懸かっており、2位以内もしくは合計249・15点をマークして3位以内に入った場合は自力での進出が決定。4位の場合は他の選手の成績次第となる。

SPは24日、フリーは25日に行われる。