【北京=藤塚大輔】11月のNHK杯で優勝した鍵山優真(20=オリエンタルバイオ/中京大)が「北京の氷」を大歓迎した。

「すごい似ているな」。思わず声が弾んだ。会場での初練習を終えた感触は、22年北京五輪のリンクを思い起こさせた。会場は異なるが、銀メダルを獲得した思い出深い地。足元から伝わる共通した手応えは確かにあった。

21年は2連勝してファイナル出場を決めていたが、コロナ禍で中止になった。「もう新しいフレッシュな気持ちで臨めるかな」と初出場の高揚感に満ちる。世界のトップ6選手での練習にも「こうやってハイレベルな中で練習するとすごく楽しいです。本当にいい気持ちで明日試合に臨めそうだな」と、7日のショートプログラム(SP)を見据えた。