【上海(中国)30日=竹本穂乃加】 昨年12月の全日本選手権5位の佐藤駿(19=エームサービス/明大)が、公式練習に参加した。
「調子は良いとは言い切れない感じではあるけど、本番まで時間があるので、うまく調整できたらいいのかな」。メインリンクでの練習後、控えめに話した。
前日29日は飛行機が約4時間遅れ、到着が午後10時ごろまでずれこんだ。通常3時間ほどのフライトのはずが長時間の空旅となり「カナダとか、ヨーロッパに行ってるくらいの体感」と苦笑いを浮かべた。
ショートプログラム(SP)まで、あと2日。まだ少し、モヤモヤがある。
「フリップの調子がいいけど、フリップが全日本でエッジエラーがついてしまってた。ショートはルッツに変えようと思ったんけど、2発目をルッツにするとなかなか練習からハマってなくて。ルッツを1発目にしてとか、いろいろ考えて、ちょっと今やってます」
SPの構成に頭を悩ませながらも「あと何回か練習があるので、良い答えを導き出せたら」と話した。
今季はグランプリ(GP)シリーズ第1戦スケートアメリカで3位、第5戦戦フィンランド大会で2位と好成績を収めたが、ファイナル進出に1歩届かず。それでも、激しい争いが繰り広げられた昨年12月の全日本選手権で大技4回転ルッツでGOE(出来栄え点)3・78を引き出すなどして5位。2大会連続での4大陸切符をつかんでいた。
ショートプログラム(SP)は2月1日、フリーは2月3日に行われる。