世界選手権3度出場の友野一希(25=大阪・上野芝スケートクラブ)がショートプログラム(SP)6位発進から大逆転優勝を飾った。

フリー1位となる184・14点をマークし、合計252・63点。冒頭で4回転-3回転の連続ト-ループを出来栄え点(GOE)3・48点の高い加点を得て成功させ、全7本のジャンプを降りた。14・65点差をひっくり返し「(過去の)この大会の中でもかなり良い演技ができました。良い思い出になりました」と充実感を漂わせた。

SP3位発進の織田信成(36=大阪・大阪スケート倶楽部)は合計226・25点で3位。冒頭で4回転トーループを成功させ、表彰台入りを果たした。昨季に約9年ぶりに現役復帰した4児の父は「人生は長いですが、挑戦できるのは今だけ」と誇った。

◆成年男子の総合成績(上位一覧)

<1>友野一希(大阪)252・63点

<2>吉岡希(兵庫)226・61点

<3>織田信成(大阪)226・25点

<4>三宅星南(岡山)222・78点

<5>大島光翔(埼玉)219・39点

<6>壷井達也(愛知)217・93点

<7>杉山匠海(岡山)196・55点

<8>菊地竜生(東京)188・10点