第19回全農全国高等学校カーリング選手権(青森・みちぎんドリームスタジアム)の前日(8日)に、参加選手を対象としたスポーツ栄養教室が同スタジアム内で行われた。

プロスポーツチームに帯同し、選手の栄養管理を行っている、管理栄養士の堀井弘太郎氏が講師を務め、体づくりに必要なバランスの良い食事や運動前のエネルギー補給、運動後の疲労回復等、翌日からの大会スケジュールに合わせた内容を選手へ伝えた。

セミナー後、選手からは「試合に向けて糖質やエネルギーを取るべき時間が思ったより早くて驚いた。明日からの試合にいかせると思うので今日から意識していきたい」(伊井雄斗・名寄南富良野選抜2年)、「普段のトレーニングの話など、今大会はもちろん、今後出場する大会でも意識していきたいと思った」(池田有理奈・長野県選抜2年)などの感想があり、好評だった。

また、参加チームの軽井沢高校に指導者として帯同した、全農日本カーリング選手権2024準優勝のSC軽井沢クラブで活躍した小泉聡さん(36)は「この年代ではこういった話を聞く機会はなかなかないと思う。高校生の頃から栄養を意識して体を強くしていってほしい。今回のセミナーで学んだことを大事にして欲しい」と栄養の大切さを語った。

この日は「動きの質を高めるフィジカルトレーニング講習会」や、地元青森市による「ねぶたばやし披露」など、選手同士の交流会も行われた。

交流会では特別協賛のJA全農から提供された「りんごジュース希望の雫」「ニッポンエール国産3種のぶどうミックスゼリー」などが選手にふるまわれ、明日からの試合に挑む選手たちは和やかな表情を見せ、リラックスした様子でセミナー時間を楽しんだ。