2大会ぶり3度目の五輪(オリンピック)出場を目指す鈴木聡美(33=ミキハウス)が頂点に立った。

1分7秒42を記録し、2位の宮坂倖乃(コナミスポーツ)を0秒10差で振り切った。1分6秒台を目指していたと振り返りつつ「非常にいい練習を積めているんですが、細かな部分がまだかみ合っていない。土台はしっかり作り上げてきている。『残りの1カ月間で修正できれば』と思えるような、ちょっと課題の残るレースでした」と評した。

3月17日開幕のパリ五輪代表選考会(東京)では派遣標準記録(1分6秒47)を突破し、上位2位以内で五輪切符をつかむ。残り1カ月となる勝負の舞台に向けて「昨年からのトップスピードを生かせるような泳ぎをしたいですし、早く私も(日本記録1分5秒19を持つ)青木(玲緒樹)選手に続いて1分5秒台を出す選手になって、選考会で代表権を勝ち取りたいです」と誓った。【松本航】