ラグビーのリーグワン1部で2連覇を目指すクボタスピアーズ船橋・東京ベイ(東京ベイ)は1日に千葉・船橋市内のクラブハウスで入団会見を開き、大学生7人が顔をそろえた。

1月の全国大学選手権で3連覇を飾った帝京大のフッカー江良颯(22=大阪桐蔭)、準優勝した明治大のCTB広瀬雄也(22=東福岡)の両主将ら世代屈指の面々が並び、フラン・ルディケ・ヘッドコーチは「次の時代を担う選手。本当にエキサイティング」と笑顔。石川充ゼネラルマネジャー(GM)も「本当にいい採用ができた。(23年5月に)優勝する前に返事をもらっていて、うちのリクルーターが良さや方向性を説明してきてくれた。楽しみで仕方がない。うちの時代が来るのかなと思っています」と自信をにじませた。

すでに非公式戦ながら、2月の国際交流試合「クロスボーダー・ラグビー」でデビューした江良は、23年W杯南アフリカ代表のマルコム・マークス(29)が同じフッカーで在籍することも決断を後押ししたという。マークスは故障の影響で今季の合流ができていないが、チームは同ニュージーランド代表のデイン・コールズ(37)を補強。「すでにいろいろ教えてもらっている。この1~2年で(世界的選手から)吸収したい。ルーキーとか関係なく、少しでも多くの貢献ができるように頑張りたい。幼い頃から日本代表で活躍して、W杯に出場するのが目標です」と力を込めた。

広瀬は明大3年時に入団を決意したが「温かい雰囲気。絶対に優勝するようなチームと思った」と予感していたという。即戦力として期待される22歳は「フランさんをはじめ、スタッフに熱いオファーをいただいた。必要とされていると思いました。12番を誰にも譲りたくない」と誓った。

◆プロップ

◇為房慶次朗(明治大)

「持ち味のスクラムとボールキャリーを存分に生かしてチームに貢献したい。日本一になったチームでチャレンジしたい」

◇イジー・ソード(拓殖大)

「自分のキーポイントはスクラムとボールキャリー。1年目はプロップとしてスキルアップしたい。将来的に日本代表になりたい」

◆フッカー

◇江良颯(帝京大)

「チームの文化、伝統を学び、いろいろな先輩方のプレーを吸収し、少しでも早く試合に出られるようにしたい。日本一に少しでも貢献できるように頑張る」

◆ロック/フランカー

◇梁川賢吉(筑波大)

「運動量で勝負する。その上でインパクトを残せるようにチャレンジしていきたい。グラウンド内外で必要とされたい。エナジーを与えられる人間になりたい」

◆SH

◇溝渕元気(関大)

「新人らしくアグレッシブにプレーして、早く試合に出たい。パススピードで勝りたい。先輩たちの動きを盗みながら上回りたい」

◆CTB

◇広瀬雄也(明治大)

「FWにインパクトある選手が多い。スキルのあるBKがコントロールして、両WTBに素晴らしいフィニッシャーがいる。僕が10番、12番あたりでコントロールしたい」

◆ユーティリティーBK

◇山田響(慶応大)

「バックスリーには日本トップレベルの選手が多い。そういった選手から盗んで、いち早く試合に出たい。スピードで貢献したい」