準々決勝が行われ、日本勢の女子は4位の西矢椛(サンリオ)ら9人、男子は2位で東京五輪覇者の堀米雄斗(MIXI)ら6人が16人で争う9日の準決勝に進んだ。

女子は4~12位を占め、五輪金メダルの西矢、赤間凜音、伊藤美優(JOCKS)織田夢海(サンリオ)松本雪聖、中山楓奈(ムラサキスポーツ)吉沢恋(ACT SB STORE)藤沢虹々可、中島野々花(奈良クラブ)の順。上村葵は23位で落選した。

男子は14歳の小野寺吟雲が3位、昨年世界選手権銀メダルの根附海龍(DC Shoes)が4位で、世界王者の白井空良(ムラサキスポーツ)は10位、渡辺星那は13位、青木勇貴斗(ボードライダーズジャパン)は14位だった。

▽西矢椛の話 とりあえず準決勝に上がれるように滑った。(準決勝は)いろいろ工夫してランを組んでいきたい。悔いの残らないように滑れたらと思う。

○…9位通過の中山は1回目の途中でバランスを崩して予定した技が一つ入らなかった。2回目は得点が大きく下回り「直したいところがたくさん。準決勝は気を付けて滑りたい」と反省した。

東京五輪の銅メダリストは昨年、2度も左鎖骨の骨折があった影響で五輪ランキングは日本勢4番手に甘んじている。準々決勝までのランに加えて準決勝から一発技のベストトリックも加わり、さらにハイレベルな争いが待ち受ける。「今のままだと絶対に勝てない。もう少しすごい技を入れていきたい」と難度を上げて挑む。(共同)