ノルディックスキー・ジャンプのソチ・オリンピック(五輪)団体銅メダリストの清水礼留飛(30=雪印メグミルク)が16日、札幌市の大倉山ジャンプ競技場で引退会見を行った。

2月のW杯札幌大会を現地観戦し「もう今の自分では世界レベルで戦えないと思った」と引退の理由を明かした。ソチ五輪以降、勝てずに苦しい時期が続いたことを語った時には、目から涙があふれた。4月以降は競技からは距離を置き、雪印メグミルク社員として会社に貢献していく。

清水礼留飛(しみず・れるひ)1994年(平6)12月4日、新潟県妙高市生まれ。新潟県立新井高3年時に複合からジャンプへ転向。12年1月リレハンメル大会(ノルウェー)でW杯デビュー。同年4月に雪印メグミルク入部。13年世界選手権イタリア大会男子団体ラージヒル5位。14年ソチ五輪団体銅メダル。172センチ、59キロ。