ノルディックスキーのW杯ジャンプは17日、ノルウェーのビケルスンで行われ、男子個人第29戦(HS240メートル)で小林陵侑(チームROY)は9位となった。

変則日程のため1回のみの飛躍で争われ、221メートルの220・7点だった。51歳の葛西紀明(土屋ホーム)は212メートルを飛び、27位に入った。

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○…5年ぶりのフライングヒル参戦となった葛西は、K点(200メートル)を悠々と越える212メートルの飛躍で日本勢2番手の27位に食い込んだ。「230メートルぐらい行きたかった」と悔しそうな表情も見せたが、観衆のどよめきを誘い「歓声を聞きたいという思いで飛んだので、良かった」と笑った。

滑空時間が長く、世界のジャンパーたちが憧れる舞台。「やっぱり特別。すごいジャンプをしたと、たくさんの人に認めてもらえるのがフライング」と話し、試合後は観客のサイン攻めに快く応じた。