日大が違法薬物事件で廃止したアメリカンフットボール部の後継チームを発足し、監督代行にOBの須永恭通氏(55)が就任することが18日、分かった。関係者によると、複数回の面談と学内会議を経て正式に決定。4月から本格的な指導を始める。日大桜丘高から日大へ進み、名QBとして4年時の90年度に甲子園ボウルとライスボウルの3連覇に導いたレジェンド。社会人ではオンワードでも日本一に輝き、引退後は母校の攻撃指導やノジマのヘッドコーチ(HC)を歴任した。23年度は関東1部上位TOP8の中大を率いた。

新部は、大学本部が25年にも創設する方針。24年度の公式戦には出場せず、関東学連への新規加盟が認められれば3部からの再出発となる。最上位リーグ復帰まで最短で5季を要する。