レギュラーラウンド(RR)6位の東レアローズが同4位のJTサンダーズ広島を3-2(17-25、25-20、21-25、25-22、15-13)で破り、3位となった。

5季ぶりのプレーオフで、意地を見せた。0-1出迎えた第2セット(S)。クリスティアン・パダル(27=ハンガリー)のアタックでこの試合初めてリードすると、そのまま5点差でこのセットを奪い、タイに戻した。

2-2で迎えた第5Sも一進一退の攻防となったが、マッチポイントを握って最後はパダルが決めて決着。チームメートがコート内に駆け寄って喜びを分かち合った。

ミドルブロッカー高橋健太郎(29)とアウトサイドヒッター富田将馬(26)はこの試合をもって退団する。富田はチームへの恩返しとして「今日の試合を生かしながら頑張っていきたい」と決意表明。高橋は「人間的にすごく成長できた7年間だった」と振り返った。今後については「言えない。お楽しみに」としつつ「チームを離れてプロになるのはクレイジーな決断。責任を持って担いでいく」と覚悟を示した。