同じエンブレムを胸に、夫婦でパリに挑む。日本バレーボール協会(JVA)は2日、都内で会見し、日本代表全カテゴリー共通となる新たなロゴと、男女日本代表の新ユニホームが発表された。

新ユニホームのモチーフは、強さや決断力などを示す日本の伝統的模様「矢絣(やがすり)」。男子代表用の左脇下から腰にかけては、黒とグレーの矢羽の模様があしらわれた。

新ユニホームに袖を通した男子代表の山内は、「今までにないデザインや配色。新鮮な気持ちで新しいシーズンを迎えるにあたって非常にいい」。レプリカシャツを着用した女子代表の関は「責任感を持って日の丸を背負いたい」と力を込めた。

 

◆矢絣(やがすり) 矢羽根を並べた模様のかすり織物。安土桃山時代から武士の衣服として登場し、江戸時代後期以降は縁起物として慶事などで使用されるようになった。矢を射ると真っすぐにしか飛ばないことから「強さ」や「決断力」を表す吉祥文様とされている。