Aグループを1位で勝ち上がったデンソーエアリービーズが、Bグループ2位のJTマーヴェラスを3-1で下し、決勝に駒を進めた。

セットカウント0-1から3セットを連続奪取。3-1(23-25、25-19、25-19、25-15)の逆転で、レギュラーラウンド(RR)無敗のJTを退けた。

世界ランキング3位のブラジル代表ロザマリア・モンチベレル(29)が、両チームトップの28得点。RRで総得点2位(435点)を記録したエースが、要所で格の違いを見せつけるアタックを連発し、ファイナルへ導いた。

辻健志監督(49)は決勝に向け、「この1年間通して取り組んだサーブで攻めたい。自分たちの展開が少しでも多くの時間でできるようにしっかり準備して臨みたい」と引き締めた。

Aグループ2位の日立Astemoリヴァーレは、Bグループ1位の岡山シーガルズと対戦。セットの序盤は劣勢を強いられる場面が目立ったが、粘り強いディフェンスから流れを引き寄せ、3-2(26-24、25-21、17-25、21-25、15-12)のフルセットで取り切った。

日本代表アウトサイドヒッターの長内美和子(26)が、勝負どころで鋭いアタックやサービスエースを決め、23得点で貢献。今年、日本代表メンバーに選ばれながらも合宿メンバー漏れを味わったエースは「悔しいは悔しいけど、私はこのチームが好き。このチームあっての日本代表だと思うので、ここで活躍して頑張りたい」と、V杯奪取へ意欲を示した。

デンソー対日立のAグループ同士の顔合わせになった決勝は、7日午後3時より同所で行われる。