新潟・開志国際高の入学式が8日、胎内市内の同校で行われた。22年のウインターカップで優勝した男子バスケットボール部には14人の新入部員が加わった。注目はU16日本代表のSG高橋歩路(ある、15)。即戦力として期待が寄せられる。

高橋には既に主力の自覚が備わっている。「目標は昨年、チームが達成できなかった3冠(インターハイ、U18日清食品トップリーグ、ウインターカップ)制覇」と、臆せず全国タイトル総なめを挙げた。

入学前の3月にスプリングカップ(新潟)KAZU CUP(東京)と地域のカップ戦に開志国際のメンバーとして出場。KAZU CUPの優勝決定戦・八王子戦では決勝点を挙げるなど、主力級の活躍を見せた。U16日本代表の一員としても昨年9月のU16アジア選手権に出場し、5位に貢献した鳴り物入りのルーキー。富樫英樹監督(61)は「相手に守られてもシュートを入れる」と目を見張る。そして「試合で使っていく」と明言した。

自主性を重んじる雰囲気にひかれて、開志国際を進路に選んだ。「集中するべき時に集中できる。自分の性格に合っている」。武器は3点シュート。「連続で決めるとチームを盛り上げられるので」と見せ場も心得る。「将来はプロで活躍したい」という大器を、富樫監督は「Bリーグで言えば、比江島(慎、B1宇都宮)のように何でもできる選手になれ、と言ってある」と評価している。【斎藤慎一郎】