バドミントンのアジア選手権が10日、中国・寧波で行われ、女子シングルスの大堀彩(27=トナミ運輸)が今夏のパリオリンピック(五輪)代表を確実とした。これが初の五輪代表入りとなる。

世界ランキング13位の大堀は、同21位のグエン・トゥイ・リン(ベトナム)と1回戦で対戦。2-0(21-14、21-5)で勝利し、2回戦進出を決めた。奥原希望(29=太陽ホールディングス)は1回戦で敗退し、3大会連続の五輪代表が絶望的となった。

パリ五輪のシングルス代表は各国最大2枠で、今大会は選考レース最終戦。すでに日本勢1番手の山口茜(26=再春館製薬所)は代表入りを確実としており、残り1枠が争われていた。2番手の大堀は3番手の奥原に約5000ポイント差をつけており、奥原が逆転で代表入りするためには今大会で最低でも4強以上の成績が必要だった。