バドミントンのアジア選手権が10日、中国・寧波で行われ、女子ダブルスは「ナガマツペア」こと永原和可那(28)松本麻佑(28)組(北都銀行)が今夏のパリ五輪代表を確実とした。

同日に「フクヒロペア」こと福島由紀(30)広田彩花(29)組(丸杉Bluvic)が1回戦に臨み、0-2(20-22、18-21)でストレート負けを喫した。パリ五輪の女子ダブルス代表は各国最大2枠で、今大会が選考レース最終戦。すでに「シダマツペア」こと志田千陽(26)松山奈未(25)組(再春館製薬所)は代表入りを確実としており、残り1枠を五輪選考レースで日本勢2番手のナガマツペア、同3番手のフクヒロペアで争っていた。

この日、フクヒロペアが敗れた上でナガマツペアが選考ランキング8位以内を確定させたため、2人の2大会連続代表入りが確実となった。

フクヒロペアは広田が昨年末に左膝前十字靱帯(じんたい)を断裂する大けがを負ったものの、手術は受けず、逆転での代表入りを目指していた。