レバンガ北海道が茨城ロボッツに79-70で勝利した。終盤まで競り合う展開となったが、前節体調不良で欠場した今季加入のリード・トラビス(28)が18得点11リバウンドを挙げるなど、第4クオーターでリードを広げて押し切った。23位の信州が横浜に勝ったため、来季B1残留は13日宇都宮ブレックス戦に持ち越しとなった。

病み上がりでの出場だったトラビスが躍動した。前節の7日長崎ヴェルカ戦(北海きたえーる)を体調不良で欠場し、チームは試合に敗れていた。「シーズンの終盤の試合に出られず、実際の日数より長く感じた数日だった」と振り返った。4日ぶりの試合で「リズムを取り戻すまでに時間はかかった」と話したが、ゴール下だけでなく3点シュートも2本決めるなど幅広い活躍を見せた。

3月に加入後、これまで9試合に先発出場し、新たな得点源として攻撃の中心的な役割を果たしてきた。次節宇都宮戦に向けて「チャレンジャーとして挑む試合になるが、勝つために今やっていることを継続したい」と意気込んだ。

今季のBリーグ1部は全24チーム中、下位2チームが自動降格となる。13日に信州ブレイブウォリアーズが川崎ブレイブサンダースに敗れるか、レバンガが宇都宮に勝利すれば残留が決定する。小野寺龍太郎監督(42)は「残留は簡単ではないが最低ライン。もっと上を目指して、残り9試合も丁寧な試合をしていきたい」と次戦を見据えた。