2戦先勝方式の第1戦が行われ、富士通レッドウェーブ(レギュラーシーズン1位)がデンソーアイリス(同2位)に先勝し、07-08シーズン以来16年ぶり2度目の優勝へ王手をかけた。

序盤はデンソーの勢いのある攻撃に押されたが、武器の堅守から徐々にリズムをつかんだ。前半を36-32とリードして折り返すと、後半は司令塔の町田瑠唯を軸に得点を重ねた。最終第4クオーター途中には2点差まで迫られる場面もあったが、浮足立つことなく競り勝った。

チーム最多の15点をあげた町田は「ジャンプシュートでうまくゲームコントロールできた」と納得の表情。優勝へマジック1とし、「富士通らしいアグレッシブなディフェンスで明日勝って優勝したい」と14日の第2戦へ気合を入れ直した。

初Vを目指すデンソーは馬瓜エブリンが21点を奪う奮闘をみせたが及ばず。主軸の高田真希が、終盤に5ファールで退場したことも響き、優勝に後がなくなった。