バレーボール女子日本代表の井上愛里沙(28)が14日、今年1月の能登半島地震で被害を受けた地域とのつながりを明かした。

13日から2日間、代表メンバーは石川県内で復興支援のイベントに参加。その一環として、13日に避難生活を送る人たちが過ごす金沢市の「いしかわ総合スポーツセンター」を訪れ、この場所と自身との縁を明かした。

「私、そこで中学1年生の時の全国大会に出たことがあったり、Vリーグでも試合をさせてもらったことがあるんです」

再訪した思い出の地は、様変わりしていた。「ニュースで見てるのとは違った空気感を肌で感じました」。

目の前に広がる光景に困惑したが、同時にバレーボールができることへの喜びと感謝の思いが広がった。

「私たちは、ありがたいことにたくさんメディアに取り上げて頂いている。そういった意味では、まずは私たちがうれしいニュースを届けたいと思う。その一員になりたいという気持ちです」

パリ五輪切符をかけた5月開幕のネーションズリーグに向けて、決意を新たにしていた。