日本ラグビー協会は15日、男子15人制日本代表のチームディレクター(TD)に6月1日付で永友洋司氏(53)が就任すると発表した。

現役時代はSHとして、明治大、サントリー(現東京サントリーサンゴリアス)で活躍。日本代表8キャップを誇る。

現役引退後はサントリーやキヤノン(現横浜キヤノンイーグルス)の監督などを歴任し、17年からは横浜のゼネラルマネジャーを務めていた。今後は日本代表チーム活動におけるマネジメント責任者となるTDとして、各種活動を統括。選手の所属チーム、全国の関係者との連携を強化し、計画的な事業推進を担う。

日本代表は1月にエディー・ジョーンズ氏が、新ヘッドコーチ(HC)に就任。永友氏は「ジョーンズHCが目指す“超速ラグビー”を全力でサポートする所存です。私はこれまでグラウンドの中では選手、コーチと、グランドの外では各チーム関係者、自治体、都道府県協会、パートナー企業・サポーターの皆さまと一緒に仕事をしてきました。周囲の皆さまに支えられ育てて頂いた経験を生かし、日本ラグビー界の発展、代表強化に精進してまいります」とコメントした。

またTD補佐(リーダーシップ担当)に、日本代表選手としてジョーンズHCの下で15年W杯イングランド大会を経験した広瀬俊朗氏(42)が就任した。

TD補佐はチームのリーダーシップ育成等を担当し、自らの経験と知見を生かして、チームをサポートする役割を担うという。

広瀬氏は「この場に、戻ってくることができて大変うれしいです。選手時代とは違う立場での関わりとなり、新しい扉がひらかれることが楽しみです。これまで培ってきたキャリアを生かしながら、選手、スタッフ関係者の皆さんと日本のラグビーらしさを突き詰めて、社会に対してより大きなインパクトが出せるように準備していきます。まだラグビーに関わりがない方とも一緒になにかをひらく機会を作っていけたらうれしいです!」と思いを込めた。