早稲田大(早大)ラグビー部は18日、都内で会見を開き、本年2024度から女子選手の受け入れを開始し、女子部の設立に向けて始動したと発表した。女子部員9人を含む10人と、恩蔵直人ラグビー部長(65)、横尾千里ヘッドコーチ(HC=31)、柳沢真ダイレクター(45)が出席した。

恩蔵部長は「2022年に早大体育部誕生125周年を迎えた。次の125年に向けて女子アスリートの強化を掲げた」と語り、横尾HCは「今まで男子と一緒にやるしかなかったが、女子が自分たちでやる。文武両道、そして太陽生命ウイメンズセブンズシリーズ総合優勝を目指したい」と話した。

スポーツを好み、運動を奨励した大学創設者の大隈重信が唱えた「人生125歳説」にちなみ、早大では次の125年を「早稲田スポーツ新世紀」と位置付けている。

その中で、新時代の象徴にもなりそうな「アカクロ」の女子ラグビー部。主将の千北佳英(3年=田園調布雙葉高)は「(男子と同じ)赤黒ジャージーを着られるのは感謝しかない。男子が積み重ねてきた100年の伝統の重みを感じながら、このメンバーで新しい挑戦をしたい」と思いを語った。【浅見桂子】