B2青森ワッツが23日、継続審議となっていたB2リーグのクラブライセンス交付と、東京都に本社を置く「株式会社メルコグループ」が新オーナー企業となることを発表した。

青森スポーツクリエイション株式会社の北谷稔行代表取締役社長は退任し、取締役ゼネラルマネージャーに。後任には株式会社バッファローの販売統括部長を務めていた渡辺裕介氏が就任する予定だ。

青森は2月28日、筆頭株主であった「ANEW Holdings」の破産を発表し、チームは解散危機に陥っていた。今月8日には北谷氏とBリーグの島田慎二チェアマンが青森市の西秀記市長を訪れ、あらためて支援を要請するなど、最終的に多くの支えを得て窮地を脱した形となった。北谷氏は会見冒頭で「ここまで来るのにたくさんの方に支えていただきました。島田(慎二)チェアマンをはじめ、Bリーグの方、ブースターさん、パートナーさん、株主さん、そして青森ワッツに関わるすべての方々の支えがあったからこそ、今ここでうれしい発表ができています」と感謝。チームの存続、B2ライセンスの交付を「奇跡」と表現し「個人的にも、社員も選手ももちろんすがすがしい気分でいる。これをしっかりと表現して恩返ししていきたい」とした。