柔道男子60キロ級で2021年東京五輪(オリンピック)金メダルの高藤直寿(32=パーク24)が9日、都内で会見を開き、現役引退を発表した。

会見終了間際、「ちょっと待ってください」と現れたのはスーツ姿の五輪男子66キロ級2連覇の阿部一二三(28=パーク24)だった。

花束を手にして、先輩に歩み寄ると、「僕も(引退のことは)聞いていなかったけど、今日はサプライズ。長い間お疲れ様でした」と感謝を口にした。

初めての出会いは、中学3年時のころ。

そこからパーク24では先輩後輩の間柄となり、21年東京でも躍動した。

「高藤さんには柔道もそうだし、社会人としていろんなことを教わった」。

今後も「高藤先輩と…」と阿部が言うと、男子コーチに就任する高藤は「高藤コーチな」と笑いながら突っ込んだ。

それでも、「五輪3、4連覇を一緒にできたらいいな」と阿部は言い、高藤と固い握手を交わした。