スピードスケート男子500メートルの1998年長野冬季五輪金メダリスト、清水宏保(35)の所属するコジマは19日、今季限りで清水が引退すると正式発表した。来月5日に記者会見する。

 長野五輪で清水は爆発的なスタートダッシュを武器に、日本スケート界に初の五輪金メダルをもたらし、1000メートルも銅メダルに輝いた。500メートルで連覇を狙った2002年ソルトレークシティー五輪は2位。世界記録を4度更新し、W杯の500メートルでは日本人最多、世界歴代3位の通算34勝をマークした。

 だが、前回トリノ五輪は18位に終わり、昨年末に行われたバンクーバー五輪代表選考会でも惨敗。5大会連続の五輪出場を逃していた。