<レスリング:世界選手権>◇3日目◇14日◇トルコ・イスタンブール

 3階級が行われ、2連覇を目指す女子48キロ級の小原日登美(旧姓坂本、自衛隊)が決勝に進出して銀メダル以上を確定させ、今大会の日本勢でメダル第1号となった。小原は5位以上に与えられる五輪出場枠も日本勢最初の獲得。

 30歳の小原は2、3回戦を勝つと、準々決勝で2008年北京五輪金メダルのキャロル・ハイン(カナダ)を2-0で下し、準決勝で中国選手にフォール勝ちした。

 男子グレコローマンスタイル74キロ級の金久保武大(ALSOK)は1回戦を勝ったが、2回戦で敗れて敗者復活戦に回れず、グレコの日本勢は7階級すべてで五輪出場枠を逃した。

 非五輪階級の女子51キロ級で1、2回戦を勝った志土地希果(至学館大)は準々決勝で北朝鮮選手に2-1で競り勝ったが、準決勝でロシア選手に0-2で敗れ、3位決定戦に回った。