柔道のアジア選手権(27~29日・タシケント)に出場する日本代表が24日、成田空港から出発し、女子63キロ級でロンドン五輪代表最有力の上野順恵(三井住友海上)は「勝つことが最低条件。けがもなく体調はいいので、試合の感覚を取り戻したい」と意気込んだ。

 上野順にとっては約3カ月ぶりの実戦。今回の出場は世界ランキング1位の座をキープする目的もある。70キロ級で五輪2連覇の姉、雅恵さんにも同行してもらい「試合が楽しみ」と笑顔だった。

 女子52キロ級の西田優香(了徳寺学園職)は代表を争う中村美里(三井住友海上)が出場しないだけに真価が問われる。「この大会をアピールポイントにしたい」と気合十分だった。