フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第1戦、スケートアメリカが19日(日本時間20日)にシアトル近郊のケントで開幕する。18日は公式練習が行われ、世界選手権男子銅メダリストで17歳の羽生結弦(宮城・東北高)が調整した。

 昨年のロシア杯以来のGP2勝目を目指す羽生は得意の4回転ジャンプなど、堂々とした滑りを見せ「いい感じできている。自分がやってきたことを信じて滑りたい」と意気込んだ。

 練習拠点のトロントからは17日夜に到着する予定だったが空港の混雑でこの日にずれ込んだ。「到着したばかりでふわふわした感じはある」と言うものの調整に影響はなさそう。金妍児(韓国)を五輪女王に導き、今季から羽生を指導するオーサー氏は「向上心が旺盛な選手」などと素材の良さにほれ込んでいた。